透明感のある濃い飴色のスファレライトが魅力的な標本。

周りの細かな水晶がキラキラと綺麗で良い形をしています。

 

スファレライトの結晶は4面体が多いのですが、

この標本は恐らくスピネル式双晶で複雑な形をしています。

 

スファレライトの組成式はZnS(亜鉛と硫黄)ですが、

鉄Feを含む事により淡緑黄色~褐色~黒まで色幅が生まれます。

 

透き通った結晶は宝石としての価値もあります。

分散度が大きく、ギラギラとダイヤモンド以上に輝くが、

硬度が低く、劈開するので注意が必要です。

 

パッと見が綺麗で高品質なのでお勧めします。

今回は珍しく真面目な鉱物的説明でした (;´▽`A“

 

Shuikoushan Mine,  Shuikoushan ore field,  Changning Co., 

Hengyang Prefecture,  Hunan Province,  China