オーストラリア・ライトニングリッジ産のオパール(蛋白石)です。

地色が暗灰色~墨黒のものをブラックオパールと呼びます。

鮮やかな遊色を持つ黒生地の最高級グレードは希少で、

非常に高価な宝石です。

 

購入時に注意するとすれば、

ダブレットやトリプレットと言われる加工品があること。

詳しくは専門店にお任せするとして、

簡単に言うと張り合わせ加工が施してあるものです。

白っぽいオパールのスライスに黒い母岩を貼ったり、

裏を黒く塗って他の石を貼ったりします。

安価なオパールが高価なオパールそっくりになるのです。

サイドを良く見れば分かることが多いのですが、

ペンダント加工されて地金で隠れて見えないと判別できません。

もちろん、全てを承知の上で綺麗なアクセサリーとして

購入したならば問題ありません。

 

今回ご紹介するのは母岩が無いタイプのアースカラー2.6ct。

地色は暗めの灰色で透明感も良く、

アースカラー(青と緑)の遊色が綺麗に見られます。

このルースは、斜めから見ての遊色が強く、正面からは地味目。

と言う事で、お買い得商品となっています。

ブラックオパール入門編としては良いのではないでしょうか。

 

 

もう一点はハイドームタイプのメキシコ産オパールです。

地色は薄くオレンジ色が乗っている感じで、

遊色は赤~青~緑とカラフルに見られます。

大きさは1.4ctと小ぶりですが、

高さのあるハイドームタイプで存在感のあるルースです。

実物は画像よりも綺麗ですが、こちらもお買得価格となっています。